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2013 1/31 鯵ケ沢沖 漁船釣り 西風強い 水温8.9℃
天気予報では ベタ凪から南風の予報です しかし tenki.jp と 気象庁の予報が
違います 果たしてどちらが正解なのでしょうか
気象庁は 西風 波の高さ2ｍと予報しています
南と西では 鯵ケ沢沖は波の高さが全く違うのです
西風は沖から真正面に風が吹くため波も高くなります
南風ならば陸から吹くので 釣り日和
漁師は命がけですので たかが風向きと言う無かれ
朝方 風向きをＰＣで確認 やはり西風です
仕方ないので 防波堤に向かいます 海を見ると ギリギリの波です
大きい船は大丈夫でしょうが 私の船ではチョット厳しい
7時出航です
外海に出るとやはり波が高いし風も強い ユックリ走りますが 怖いですよ
船の向きを常に波に向けていないと 横波でひっくり返る危険がありますから
今の時期は 水温が8度くらいですので 落水したら低温症で死にますね
何とかポイントに到着です
しかし 風と潮の流れが同じ方向です
浅場に移動してオバルで釣り始めます
アッと言う間に流されてしまいますが
食いはあります
まずはメバルが釣れて たまにマゾイ
日が高くなると アイナメが食い始めました
そして12時 干潮いっぱいになり
終了です
それでも アイナメは42ｃｍ〜 悪くないですよ
魚は浅場に居る事がわかったので 水温が上がり始めれば 大漁の兆し
5月の連休までは アイナメの値段が高いので 稼ぎ時です
これからの時期のアイナメは身が締まっていて
釣りたてはフグの刺身だといっても普通の人は分かりません
フグとの違いは アイナメは身に旨味があります
ここが違いますね
鯵ケ沢沖のアイナメは 皆さんが思っているようなアイナメとは 味が違います
ここでは高級魚ですよ
何故に美味いのか ここのアイナメは 12月にハタハタが接岸 ブリコを海草に生みますね
このブリコをアイナメは食べているのです
そのため 身も薄い 飴色になっています
アイアメを釣ると腹の中からブリコが出てくるので分かったのですが
何でも食べるのですね
そのほかには 小さい蟹とエビが出てきます
美味いはずでね
市場に水揚げするには少ないので 師匠とお仲間さんで分けましたよ
イケスで生かしたまま持ってくるので 斜路に船を上げたあと
すぐに 全部の魚を エラの付け根ナイフを差して 骨を切ってしまいます
これをすると 死後こうちゃくが遅れ 血も出るので身に血が入らない利点が
有ります
最高の状態で食べれます
2013 2/1 鯵ケ沢沖 漁船釣り 南風 後 南東の風 さざなみ弱い 水温9.4度
今日は間違いなく釣り日和です 波も無く 風も弱い
果たして釣れるでしょうか
7時出航です 前日に比べて波が無いため 全速で走れます
朝日も綺麗ですよ
昨日のアイナメのポイントに走り 釣り始めます
しかし 来ない？
そのうち ベイトの群れに遭遇
金メバルが次々釣れますね
そのうち釣れなくなり
ポイントを移動 小さいマゾイがポツリポツリ
アイナメがやっと来てこれからか？
しかし 食いが立ちません
そのうち 川嶋さんから電話が。。。公園のゲートの鍵が開いていませんよ〜〜
泣いてます
港湾事務所に行って見れば良いですよ。。。教えましたが
行かなかったみたい
泣く泣く すぐに弘前に帰った様子です
これが役所仕事です 適当な仕事しかしていないですよ
理屈はまともですが 約束事を守れない
しかし・・・ゲートを作る事になった原因はハタハタ捕りの責任ですよね
自分たちが楽しみたくて モラル ルールを守らなかった責任
何人もの人が海に落ちて死亡
これが原因
これからも海で色々な遊びが流行ると思いますが
自分勝手なルールをしていると 最後には自分の首を絞めることに
なりますね
先日 師匠に言われましたよ
私の船に 大きい旗を付けなさい ！
これを付けないと 相手の船から見えないそうです
漁師同士でも 相手から見えるようにルールを決めています
つけましたよ 大きい旗 オレンジと黄色の旗です
60ｃｍ×60ｃｍ位
高さも有りますよ
皆さん勘違いしているのは
海がうねったり 波が高くなる 逆光になると このくらいの旗でも見えない事が
有ります
ウネリも高くなると3ｍ〜5ｍくらいにはなりますよね
ウネリの中に船が入ると 相手から船が見えません
ミニボートとかで 気持ち程度の旗をつけている人が居ますが
ギリギリまで近寄らないと旗も船も見えない事が有ります
スピードを上げて船は走っているので
寸前まで分からない事があるのです
小さい船でも 最低高さ3ｍのポールで 旗も45ｃｍ×45ｃｍの オレンジ色か赤色 ピンク
これらの旗を付けて欲しい
波の無い所ならば見えるでしょうが それ以外では見えないのです
事故が起きてしまうと 今までＯＫな場所でも 立ち入り禁止になる事になります
とにかく 海の上にいるときは 派手なウエアー 派手な船の色 大きい旗
これが事故防止に繋がります
一番大事なことは 船の通り道で船を浮かべない 大きい船が通らない場所で
釣りをする事が大事です
話が途切れましたが
この後 大きいマゾイがヒット！
1時潮が止まって終了です
アイナメがイマイチでしたが
魚が動き始めたので 水温が上昇しだせば 一気に釣れそうですね
