Test Fishing

2014  12/16 鯵ケ沢沖 漁船釣り 東風強い 水温12.2度 長潮 干満差無し

やっと 沖に出れます しかし 今日一日だけ 明日から 巨大爆弾低気圧が来ます
波の高さ9mの予報です 防波堤の高さが5mくらいですので
この倍の高さの波の予定 風も30m越えのようです

朝 7時出航 久しぶりの凪ですので 網を掛けている人達は 全船出航
釣りは私くらい 多分 何人もいないでしょうね
今の時期は 釣りで取るものが限られます
夏場の鯛を狙っている人達は 冬の海には出ませんね

冬に出航する人たちのほとんどが ヤリイカ と 大タコ狙い
ヤリイカは まだ入って来て居ないので 来月からでしょう

年中通して磯メバルを狙う人は私くらいなものですので
浅場の磯周りは 私の一人舞台
誰もやらないということは 難しいからやらないのでしょう
船が大きいとやりにくい 冬場は風波が強いので 群れの上に船を止めるのが
難しい

ポイントに戻るのが難しい

いろんな要素があり やらないのだと思います
その前に 一番の原因はやった事が無いため 釣り方が分らない
ポイントも分らない 

これが一番の理由だとおもいますね

この釣りは とにかくメバルの群れを探す事 ただ走っていても群れは見つかりません
メバルの着き場を知っていないといけないのです
着き場にベイトがいれば 群れを追いかけます
この状態に仕掛けを投入すれば 海底に着く前に 入れ掛かり
食っている最中は凄いですよ
根掛かりしたような重さになりますが 少しずつ 巻き上げることが出きます
25cm以上のメバルで 子持ちになれば かなりの重さになります
これが10匹掛かるのです
重いですよ
水面近くに来ると 鈴なり 感動します

取り込みは4匹づつ抜き揚げます 網は使いません 絡んでしますと面倒ですから
たまに 水面で外れますが これは逃げられたら仕方がない
滅多に有りませんが。。。。


7時出航 沖は南東の風が強い 寒くなりました
まずは 船が一斉に出港するので 通り道から外れたところで 反応を探します



しかし 当たりが有りませんね

今日は滅多にない 干満の差がほとんど無い 長潮
流石に 難しい
ベイトについている食い気のあるメバルを狙うしかありませんが
反応もありません

いつものポイントに走りますが やはり 食いません
今日はだめか。。。 脳裏をかすめます
漁師がこんな事ではいけません
あきらめない気持ちが大事なのです 可能性のある場所を潰していく
これが大事なのです

2時間 当たりなし 9時 大きくポイントを変更 以前カサゴを釣ったポイントに走ります
3km近く離れているので スピードを上げますが
波も強くなり しぶきが掛かります 寒い!!

ポイントについて 小さい反応を見つけ バックトラックに打ち込み

そして ここから怒涛の釣りが始まりました

仕掛けが海底に着く前に バクバク 掛かります 

少し巻き上げ ロッドホルダーにホールド
違う竿も掛けてから 同じ動作
これを3本

ある程度掛からなくなったのを見て 巻きアゲマスヨ

重い!!

水面に出たものは 大きいサイズの産卵メバル

10匹

これが次々同じような感じで釣れます
見る見るうちに イケスは飽和状態 今の時期のメバルは高いですよ



メバルはほとんど煮付け焼き物 揚げ物などに使われます
日持ちが良いのと 美味しい

料理人にすれば使い安い食材なのです 時期的に 忘年会のきせつなので 
需要があります

この状態が何回かあり 
かなりの数釣りましたね

しかし 東風が強くなり 波も高くなりました
12時 終了




市場は 各船が 帰って来ていたので 大混雑

底立て網 の船には 色々な魚が入っています

鯵ケ沢漁港は 十三湖までの西海岸の漁港の魚も遠くから大きいトラックに
魚を積み込み持ってくるので

凄い数の魚が水揚げされています

一番目に付いたのは ヒラメ かなりの数です 次にクロソイ 真鯛 マゾイ
マゾイとクロソイとでは 全く値段も価値も違いますよ
やはり大きいマゾイは高いです クロソイは下魚扱い値段も安いですね
真鯛も 小さい物は40cm以下はかなり有りましたが これも安い
これから底引き網も大漁に真鯛を取るので だぶついて 値段がつきません

まだ ハタハタも取れているので 市場は 魚だらけ

2時間近く待たされて 私のメバルを検量

11kgでした



自家消費の小さいのもあわせると 13kgほどの釣果です

水揚げされている魚を見ましたが メバルは全く無い状態
1匹だけ 見ました あれだけの魚があっても 磯メバルは ないのです
私のメバルが唯一のメバル 釣りメバルですので
貴重品ですよ
私は 数が多くても 全部 活締めをしているので
身の状態は最高になっているはず
写真を見れば分ると思いますが エラの付け根に血が見えるとおもいます
エラの付け根の中骨を切って血を出しているのと 同時に 神経も切ります

そのため 脳からの伝達がエラの付け根で神経が切れているので
身の方は死んでいない状態になり死後硬直が遅れます
血も出しているので 身は真っ白 プリプリ状態なのです

刺身でなくても 煮つけでも はっきり美味さが違います

網取りのメバルはほとんど死んで上がって来ますので
活締めが出来ません
これが 釣りメバルとの違いなのです

スーパーなどで売っているメバルは 網取りのメバルがほとんど
釣りメバルは 高級店などに行くと思われます

今度は何時出れるでしょうか
この潮周りでこれだけ釣れたのですから
これからの季節 出れば釣れるような感じですね

メバルは大ナゴを吐き出していました これがいればメバルは目の色を変えて
追いかけます この次は孵化稚魚に群がります

3時間でこれだけ釣れるメバルつりはやめられません