Test Fishing

6/30 鯵ヶ沢沖オバル講習 凪ぎ 水温18.5度

天気予報が芳しくない。。。 明日は出れるだろうか。。。脳裏をよぎる
何回も何回も 天気予報を見るが どのサイトも 悪い
天気図だけは 私に微笑みかける 
漁師としての勘
自分の判断は 浅場に張り付けば何とかなる! もしもの事があれば
赤石漁港に逃げ込もう 
出航を判断した

講習者から連絡が。。。明日 出航できるでしょうか?
返信はシンプルに 「 大丈夫です」
乗る人たちに不安を与えてはいけない
これが船頭の務め 冬場 沖に出ない人にはわからないだろうが
冬場の漁は 針の穴を通すような隙間の天気で出航する
北の漁師が命がけであるゆえん
自分の判断が間違えば 間違いなく死を意味する
出航する勇気と すぐに逃げる勇気を持ち合わせていなければ
北国の漁師は務まらない
一年中 風との戦いなのである

朝3時半 集合 まだ暗い中船の準備を始める
夜の風は強く感じる 闇の恐怖

漁港には 船のエンジン音が響かない 漁師の休日 土曜日
しかし レジャー船 遊漁船も 出航しない

出航すると波は無いが 南西の風が非常に強い
浅場をユックリ進む
時折 突風が吹き恐怖を襲う
ポイントに着く頃には明るくなり 目を疑うような光景が広がる
海はカフェオレのような強烈な濁り



皆さん あきらめの表情
「こんなに濁っていて 釣れるんですか」
私に探りを入れてくる
 「運が良いですね 最高の条件です!」
「はぁ。。。。」
{この船頭は何を訳の分からないことを言っているんだ}
そんな目で私を見つめる



これだけ濁れば浅場でも夜の状態です 夜行性の魚は動きますよ

風が強く潮も早い  
皆さん信じられないように 釣りを始める
そして 私の一投目 フォールでヒット!
結構な暴れかた

40cm真鯛です
皆さんに 釣れるでしょう 
皆さんやっと私の事を信用してくれました

この後は 風も段々落ちてきて 海は凪ぎ
カサゴが入れ食い







そんな中 
船の上に喚声が!
40cmキジハタ キャストオバルをしていた 桜庭さん
満面の笑み!


真鯛も釣れ始めて 大物バラシも何回もあり



船の上はパニック状態
私はこっそり 皆さんのお土産釣り
18本針のメバル仕掛け
魚探に写る反応をに仕掛け投入
一気にロッドに反応 針数掛けるまで ホールド
重さを感じて 巻き上げ 
良型メバルが次々上がってくる
15匹
このあとも 何匹か追加

皆さんのクーラーは ロックフィッシュで一杯になり
11時半 終了

写真は私の釣果です
巨大ショウサイフグは かなりの数リリース


真鯛1匹と メバル数匹持ち帰り
残りは皆さんにプレゼント
私は漁師なので プレゼントは当たり前
釣りを楽しんでもらうのも大事ですが
鯵ケ沢の美味しい魚を持ち帰って食べてもらう事が一番大事
この辺が 一般人の遊漁船との違い
私の船に乗って 魚を持ち帰らない事はあってはならないのです
そのため 私も竿を出すのです
これは 自分で食べる分と お土産の魚です

皆さん これだけ釣れば 2〜3日後には また行きたくなる
これが釣り師なのです

7/1は鮎の解禁日 何十年も鮎釣りをして 増水で解禁日釣りが出来なかったのは
思い出してみても 思い出せません
現在 赤石川は 平水70cmの所 110cmくらい
釣りになるのは 90cmくらいまで落ちなければ無理ですね
今年は 魚も少ない苔も腐っている所も有り
今回の増水で 意志も綺麗になり
1週間ほどで良い状態になると思います
久しぶりの 休日解禁 喜んでいた人も多いでしょうが
世の中こんなものです
会社を休んでまで解禁日に行くようでなければ 鮎馬鹿とは言えませんね(笑い)
私は 鮎の解禁日に釣りに行きたくて 会社を創業しました


オバル講習 絶好調です
空きが一杯ありますので ご連絡をお待ちしております








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