・・オバルフィッシングに必要なタックル・・

竿・・6〜8(240cm)フィートのルアーロッド
 ライトアクション
リール・・スピニング8ポンドライン100m以上
巻けるもの
ライン・・・フロロカーボン 8ポンド(2号)

これだけあれば OK
オバルジグを用意するだけです

・・・何故に釣れるのか・・・
殆どの魚は落下してくるものに
反応します
ゆっくりヒラヒラ沈むオモリ
これがオバルの基本
・・・魚の違いを考えましょう・・・
魚の行動範囲を知るためには 尻尾を見ると判ります
オバルジグは根魚を対象としていますが 回遊魚も釣れます
フックが小さめにしているのは 根掛かりを防止する為です フックを取り替える事で
対象魚を変える事が出来ます

尻尾の形による分類
早く泳ぐ魚は 尻尾がイルカのように三日月のように 中央がくぼんでいます
回遊魚を見ると マグロ イナダ サバ などいます
ベイトを捕まえる為には 早く泳ぐ必要から こんな形になったのでしょう

次に面白いのは 鯛です 根魚のように思われがちですが
尻尾の形を見ると マグロまではいきませんが 三日月型です
回遊魚に近い行動をするのです

次にロックフィシュです
尻尾の形を見ると 扇型 
速く泳がない 魚たち  その中でも 2種類に分類できます
浮き袋を持つタイプ・・・ソイ メバル
持たないタイプ・・・アイナメ ヒラメ
このことから判るように ソイ メバルは 水中に漂う事が出来ます 
アイナメ ヒラメは 泳がない限り 常に底にいます

・・・・対象魚による棚の取り方・・・・

真鯛釣り ・・・一般的な棚は 水深の真ん中あたりに居ます
底に居る事もありますが 
殆どの場合 ベイト(大ナゴ カタクチイワシ)などに付いています
天然のコマセのような状態 鯛の棚はベイトのいつ居ている場所がポイントなのです
真鯛を狙うのであれば 魚探が必要です
ベイトが写っている棚を攻めれば いいのです 
オバルでしゃくるだけで 釣れます

しかしミニボートで狙うには ベイトがミニボートの行動範囲に居ないと
釣りになりません
場所が一番大事です

ベイトの群れにオバルを入れると さまざまな魚が釣れます
昨年は 真鯛 チダイ アイナメ 黒鯛 
下ろしたとたん 入れ掛かり しかし群れが離れるととたんに釣れなくなります
これらの釣りは 船長の腕で釣果が決まります
ベイトの群れがどこに居るかその日によって違います
深いところに居るときは ミニボートでは無理です

これが青森で流行っている真鯛釣りの理論です
関東では コマセで鯛を釣りますが
 青森は ベイトをコマセの替わりにして釣るのです

メバル ソイなどの釣り方

普段は岩礁の影 海草の隙間などに潜んでいます
本来は夜に釣れば活性が高いので 釣り易いのですが
船の場合非常に危ない

写真にあるように 底に居るわけではなく 上を向いて 1m程上に居るようです
釣れるチャンスは 朝マズメ 潮回りで 急に釣れたり まったく釣れなかったり
変わった魚です

オバルジグで釣る場合 
海底の根のかけ上がりなど起伏にとんだ 所がポイントになります
魚探でポイントを決めたら シーアンカーを入れ 船の流れを弱くします
ポイントが狭い場合がありますので
確実に メバルポイントの上を流れるようにします

オバルジグを海底まで下ろします
糸ふけを取って 50cm〜1m 海底を切ります
この状態から 竿いっぱいしゃくります
仕掛けが底に落ちる寸前に アタリがあります

ソイとメバルは同じような所に居ますが 
住み分けをしているようなので 山立て 水深を確実に取って
同じポイントを攻めるようにすると 数が取れます

アイナメ など底にいる魚
釣り方はメバルなどと同じですが
多少ポイントが違うようです  アイナメは自分の体の回りに触れるものが
あるような所が好きなようです
そのため 底の岩盤の割目 砂地と岩の境目
好んで住み着いています
釣り方は 
オバルを底まで落とし 糸ふけを取って
底にギリギリ着くように しゃくります 当たりは メバルと同じに出ます

色によるオバルジグ
今までの経験でしか書けませんが
アイナメは赤が基本 次にゴールド これがだめなら パープル

メバル はゴールド 次に ペパーミント これで釣れない時は
色々試すしかありません

ソイは パープル 赤 オレンジ あまり色を選ばないようです

鯛は ペパーミント ゴールド 赤
この順序で攻めます

これ以外の色は試していませんので 今年の課題です

基本的にどれでも釣れますが
釣れない時に色を変えると 大きさが変わったり 釣れたりします

時間による釣り
朝マズメはとにかく釣れます 
理想的には 夜明け30分前に発着場所に着くようにして
準備し
夜明けにポイントで釣る様にするとかなり 釣果が変わります
日が昇ってしまうと 潮回りで食いが変わります

早起きは三文の得

餌によるオバル
オバルは付けた餌を小魚のように 動かします
上から見ると 小魚が 弱って 海底に落ちていくような動きをします
これを 下から覗いている魚が 食いつくのです
そのため 餌のつけ方で釣果が変わります
イソメは10cmほど長くします
細いのは 5cm程にして 2匹掛け

イカは 10cmチョンがけ 
短いのは2〜3匹チョンがけ

ワーム・・針に縫いざしにして チ元まで 通します
ワームは曲がらないように

イソメ イカも この方法でもいいですが ずり落ち易いので
注意です

山立てのオバル
海の上は障害物が少ないので 釣れるポイントを
GPSや山立てで覚えます

船から 3点を覚えておき 3点が交差するように覚えます
目印は 覚え易いもの 小さい島 灯台 変な形の岩
民家の屋根 何でも いいですから 前 後ろ 横 これらが同時に見える
場所これがポイントの確定法
最後に魚探で 水深と 起伏の状態
慣れてくると 
誤差がほとんどでなくなります


活性のよいときは このように 餌が落ちてくるのを待っています(左)
普段は岩礁の穴などに隠れている よほど目の前に落ちないと食わない(右)
オバルジグで釣りたいな