Test Fishing

2014 11/30 鯵ケ沢沖 漁船釣り ウネリ強い 水温14.4度

今日の潮周りは 潮位差の少ない 上げ潮  ここ何ヶ月か 朝方に上げ潮が来る事が
ほとんどありません あっても 潮位差の少ない上げ潮



理想的には 潮位の差がある上げ潮を期待しているのですが
これだけは仕方が有りません
水温が13度切れば 今度は下げ潮で食いが立つので もう少しの辛抱

今日の夕方から 大嵐が来ます 前回の嵐より大きい予想です

この嵐で ハタハタの接岸 水温の低下 海の攪拌 酸素量が増えるので
根魚の活性化  一番期待しているのが
根魚の産卵 と稚魚の孵化 これに メバルが群がります
今までのメバルの群れは ベイトに反応しているだけでしたが
稚魚の孵化と産卵は メバルの食い気が違いますよ

早めに産卵が終わっている根魚の卵は 小魚が少なくなる 13度以下の水温で
孵化が始まります
これは 孵化した稚魚が 小魚に食われるのを防ぐため
水温の低いこれからの時期に産卵するのです
ハタハタが始まれば浅場はハタハタの産卵でブリコだらけになります

メバルの季節の到来は ハタハタの接岸が 始まりの合図


私にとって これからが一番の稼ぎ時
値段も高くなるし 数も取れる 今年の1月以降の釣果を見てもらえれば分ると
思いますが 一回の メバルの水揚げは 10kg〜20kgほどあるはず
これを朝6時頃から 11時頃まで 5時間ほどで釣り上げます

ここまで来ると やはり漁師の世界の釣りです
ひらすら 魚を掛ける 巻き上げる 外す 
これの繰り返し

トラブルもあるので 竿を4本用意します

チャンスを逃がさないため 仕掛けのトラブルがあったら
すぐに予備竿を使う
そのため4本 実際は 波が高かったり 風が強いと
4本の竿で釣ることは出来ません
二本が限界 しかし ベタ凪などは4本出すこともあるのです
こうなれば群れにあたれば 面白いように釣れますね

大きいメバルが針10本に全部に近い感じで掛かれば
単純に 2kg〜3kgの重さになります

これが4本掛かれば 

凄い事に 

引きはありませんが 感覚としては 60cmの真鯛が4本の竿に1度に 全部掛かる
感じと思ってください

これが漁師のメバル釣りです

とにかく忙しいですよ

船の操作 仕掛けの巻上げ 魚の外し エンジンは掛けっぱなしになります



今シーズンのメバルはどのくらい釣れるか楽しみです

出来れば 20kg以上 30kg釣りたいですね



今日は 6時漁港に向かい 出航
ウネリがあり 陸から 霧が流れ込んできます
海の上は真っ白

気をつけての走行




いつものポイントに行く前に いつものオバルジグの流し

少しして ヒット!!
巻き上げると 40cmの真鯛ですね
まだ居たのですね

これは自家消費にしましょう

メバルのポイントに向かい 魚探で探すと 反応あり

仕掛け投入 
しかし。。。掛からない 上げ潮だし 満潮周りなので掛かっても良さそうな感じですが
たまに掛かるだけ

あまり 粘らないで カサゴに向かいます

しかし カサゴも食いません 

あっちこっち走り 粘りますが カサゴは一匹も掛かりませんでした

メバルは6匹 サイズは良いですが。。。



流石にあきらめました

11時過ぎ 終了




帰ってから 調理すると メバルは卵でびっしり
金メバルは 卵の皮が破れて 産む寸前



どれも大きい卵がいっぱいで今週末の大潮が産卵の始まりになりそうです
海は ハタハタ メバル カサゴ アイナメなど 
産卵だらけ 来月に入ればヤリイカの接岸 産卵が始まります

これから 春まで 稚魚の孵化が終わるまで 海は ベイトだらけ

面白い釣りが出来そうですね

真鯛は もうそろそろ終盤 深い場所ならば 入れ掛かりがあるかも知れませんが

流石に 値段が安い
ヒラメ漁師の話では 50cm以下のヒラメは1kg400円だそうです
真鯛もかなり安い状態 

網で取れる魚は 魚がだぶついているので 商売になりませんね

メバル カサゴは 網では獲れにくいので 私の魚しか 無い状態

取れれば 市場で一番高値の魚に入ります


今週まつから ハタハタが始まりそうなので
お手伝いの予定 沖に出れるのは ハタハタがひと段落してからになりそう

来週の初めくらいに出れそうかな。。。

ハタハタが終われば ヤリイカ メバル カサゴ マゾイ アイナメ サクラマスの季節です
鯵ケ沢沖がいちばん高級魚がひしめき合う 季節の到来です