Test Fishing

2014  12/20 鯵ケ沢沖 漁船釣り 南東の風強い 水温10度 大潮 干8:03満15:24

年末ですね これから 魚の値段が跳ね上がります しかし 冬型の気圧配置が
続いて 沖に出れる日は極端に少ないですね
出航できたからと言って確実に釣れるとも限りません
少ないチャンスで大漁する事が大事

日本海に低気圧の中心が入ると 凪になります 雨が降り出すまでが チャンス

しかし 今日は土曜日 市場が休みなのです
悩みましたが 魚が無ければ何も出来ません
明日からまた大荒れ 今度何時出航できるか分りません

出航する事に 
朝7時出航 流石に休みなので 船は何隻かしか出ていません



先日の大漁したポイントに走ります
朝の8:03分干潮 釣れるとしたら この時間後

まずはベイトの反応を探します
沖は陸からの風が結構吹いていて シーアンカー無しでは釣りになりません

シーアンカーを使う時は 竿の数を増やします
何故か。。。。

船を立てて反応を狙い撃ちするときは ラインが絡むので 2本が限界
左右舷に1本ずつ
船外機を操作して船を立てます

しかし シーアンカーの場合 船外機でポイントを攻めることは出来ませんので
シーアンカーを入れて ベイトの上を通過するように
投入します

そのため 掛かる時は一気に大量に取る必要があるのです

4本に10本づつ 
全部掛かれば40匹 まず有りませんね

良いときで20匹くらい 船を流しているので
この操作を何回か繰り返します

しかし 同じ所を流しても食い気のあるメバルは釣り切っているので
2回目からは数が少なくなります

そのため 同じ場所は2回が限界 
また新しい反応を探す事になりますのです

やはり 小さい反応でも 処女地は 食いが違います
仕掛けを下ろすと海底に着く前に 全部の針に掛かりますよ

こうなると 重い重い
前にも話したように ロッドは根元から曲がり ユックリしか巻くことが出来ません
デカイタコを掛けたような引きです
魚がいっぱい掛かると 引きはありません
メバル釣りをしたことのある人なら分ると思いますが
25cm〜30cmの産卵ぷっくりメバル これ一匹でも それなりに引きます
まして 30cmメバルとなると 皆さんの憧れのサイズ

メバルといえば 標準的な大きさは 20cm〜25cmくらい

しかし 私が釣っているメバルの大きさは平均サイズが25cmぜんご
30cmクラスもかなり釣れます

これが10匹針に掛かり ラインはフロロの2.5号で釣るのです
メバルは目が良いので日中となると やはり細糸と軽い錘が必要です
何故に軽い錘なのか

仕掛けの動きが良いのです
一匹掛かれば 掛かったメバルが暴れて仕掛けが動きます
そして口からベイトを吐き出します
それにつられて 違うメバルも食いつきます
そのため 一番下にはオバルジグを使います

オモリが水圧で小刻みに動き上の仕掛けを動かします
これに食いつくのです

磯メバルの船釣りに 必要なタックルは 250cmのエギロッドML ラインフロロ2.5号 オバルジグ 30g
オバルプラス 10本針

これ以外は何も必要ありません

これが自分のベストタックルですね

ただ オバルジグを使う時に根掛かり防止のため 針を外すときがあります

根掛かりの少ない場所なら そのまま使うこともあります

メバルを釣っていると 外道が無く 自家消費の魚が有りません
オバルが一番下に着いていると

マゾイや アイナメ カサゴなども釣れてきます メバルも大きいのが掛かりますよ

これからヤリイカが入ると 
オバルの上に ヤリイカの仕掛けを1個着けます
私のヤリイカ仕掛けは シンプルで小さい そのため非常に使い安いのです
本気でヤリイカを釣るわけではないので 何匹かあればいいのです
不思議に メバルの群れとヤリイカの群れは混合している時が多いですね

オバルジグはこの時は レッドヘッドを使い下の針は取ります
根掛かり防止
その上に ヤリイカの仕掛け1個 そして オバルプラス10本 

この仕掛けならば すべての魚が狙えるのです
究極の仕掛けですね


しかし この仕掛けを使うのは1本だけです

残りはシンプルなメバルの仕掛けになります

根が荒いところに入ってすべての仕掛けが根掛かりする事もあるからです
そのため 魚探からは目が離せません
急に浅くなる掛け上がりのポイントは すぐに根掛かりします

先日 見た新米漁師の動画 
関アジ 関サバの漁師になりたくて 釣り具販売の会社から 転職した青年の
番組 地元の漁師に弟子入りして 奮闘する番組でしたが

本人は 竿釣りがメインで 手釣りをした事が無い 魚探をいつも見て釣りをしていたので
私と同じような釣りだと思いますが

師匠の漁師は 手釣りで教えています 魚探も見てはいけない
身体で覚えなさい 
確かに一理あります 数多く釣っていると
頭ではなく 体が反応します
体が覚えていないとやはり だめなのです

基本を教えているので しっかり覚えたほうが良いと思います
修行が終わってたら 自分のスタイルで釣りをすれば良いのですから

鯵ケ沢の漁師でも 昔からの漁師と新しい考えの漁師がいます

しかし違いは道具と仕掛けの違いしか有りません
基本は同じ 魚の習性とポイント
これが分らないと 魚は釣れません

釣り師の上手い下手の差は なんでしょう
上手い人は 魚の習性を知っています

どこの ポイントで 何月頃 何時頃 何度の水温で 潮周りをみて どんな仕掛けと餌で
釣れば釣れるはず 
釣りの極意は 経験と知識を凝縮した 確立の勝負

この確立の高い人が上手い人となります

ここで書いて あれっ! と 気づいた人は 上手くなれるひとです

まだ分りませんか
道具です 

仕掛けから上は何でも良いのです

太いラインでも 細いラインでも関係ありません 切れるか切れないか 
それだけの事
釣りが しやすくなる と言う事だけ

竿 これも 魚の掛りには影響ありません
やり取りが楽になるだけ
バラシが少なくなるだけ

そしてリール 巻上げが楽か ドラグの性能が良いか

それだけの事

最後の3つは魚の都合ではなくて 釣り師の都合

面白いでしょう

最後の3つを最高の道具にしても 魚は釣れません

魚は初めの項目が大事

最初の項目が分らない釣り師は いくら高い道具を使っても魚は掛かりません
これが 魚釣りです


高い道具はやはり使い安いのも確かです
しかし 低予算で道具を揃えるのであれば
最低限の機能があれば大丈夫ですよ

先日買った ラインとリール 使いました
ラインは表面がコーテッングしているので サバキがいいですね
結構強いですよ
980円の オクマのアクイオス30 リアドラグのリール
ドラグは非常によいです
やはり ベアリングが少ないせいか 重く感じます
船で使うスピニングは ベアリング10個ステンレスくらいあれば
かなり軽く感じると思いますね
使って不自由は無いので 値段の割にはお買い得
次は オクマのトリオール30が良いかも知れません

ギア比は スピニングりールのほとんどが 5.:1か6.2:1が多いと思いますが
ギア比が高い物 巻き上げが早いですが重いものを巻き揚げるには力がない

やはり5:1のものの方が良いとおもいます

多少は参考になりましたか?

これが私の考え方です ははっは!!

釣りの事をを書きましょうね


8時過ぎ仕掛け投入
 すぐにロッドが水面に刺さります

少し巻き上げて根掛かりしないようにします
大体2mくらいリールなら3回転くらい

違う竿も誘います 掛かったら また同じ動作 これを4竿分

一番初めの竿を巻き上げますよ

重い 
これは かなりの大きさだな 本当に巻き上げるのに大変ですよ

少し竿を立てて リールを巻き上げ
これの繰り返し
水面を見ると 魚が鈴なり

3匹ずつ 魚を取り込みます

10匹 大きいのは30cmくらい そして全部 産卵腹ボテ メバルです

違う竿も取り込み 魚は外しませんそのままにしておいて
魚の取り込みが優先

全部取り込み終了
全部で20匹くらいになりました


魚を外し終えて
シーアンカーを揚げて ポイント移動
同じポイントは2回が限界 
ベイトを探して 反応があったら 1本だけ 仕掛けを下ろします
すぐに掛かるのなら

シーアンカーをポイントの上を流れるようにします

そして またもや入れ掛かり それなりの数が釣れましたよ

この繰り返しでイケスに魚が溜まり



風が強くなってきたので11時終了です




今日は市場の休日 どうしようか悩みましたが

ハタハタ漁ががまだつづいていて 職員がいたので
無理にお願いして引き取ってもらいました
明日のセリに掛けてもらいます
多分 明日は 海が荒れて魚がほとんど無い状態 高値が期待できます

メバルは全部活締めしているので つぎの日でも状態は良いはず

水揚げは14kg 自家消費と師匠のおすそ分けで 全部で17kgくらいでしょうか



今度は日曜日あたりから年末まで出航可能な日がありそうです

最近 毎回水揚げが10kg以上しているので
この状態が続いたら良いですね

風が弱いときなら 20kg以上釣れそうな気がしています
目指せ30kg