Test Fishing

2016 9/11 鯵ヶ沢沖オバル講習 ウネリ強い 水温24.4度 C〜H
若潮 満潮7:50 干潮17:25

今日はオバル講習ですよ 強運の持ち主 弘前市の櫻庭さんご夫妻
しかし 前日の西風で かなりウネリが残りそうです

朝5時集合 日曜日だけあって 他の船も出港です
漁港を抜けると 沖はかなりの大ウネリ 船に慣れない人なら 10分で吐きますね
しかし この二人は強靭ですよ
冬のウネリを思わせるような 谷を滑り降りるような落差
恐怖感すら覚えます



船はユックリ波を割るように進みます すぐ近くのポイントまで行くのにも時間が掛かります
やっとポイントに着き 反応を探すと 巨大なベイトの群れが 飛び込んできました



仕掛け投入 すぐに入れ掛かり

しかし 仕掛けを上げると スズメダイの群れ 茶色い魚で 熱帯魚の面持ち
すべてリリース 
これだけの大きな反応ならば どこかに メバルは着いているはず
釣り師の落胆的発想で しつこく攻める
しかし 現実は甘くない 何時までも スズメダイ 
こんな時考えるのは この魚は食えるのだろうか。。。
毒が無ければどんな魚も食べれるが 
心が葛藤しだす  
我に返り 「ポイント移動します!」 告げる

反応にこだわる事は止めて 浅場の本カサゴのポイントに移動した

しばらくして 櫻庭さんのロッドが曲がっている
「根掛かりですか?」

「魚です。。」 疑った私の心が情けない
水面には 良型の本カサゴが浮かんでいた




今の時期のこの魚は超高級魚 このサイズを釣るのは真鯛を釣るより難しい

ウネリも落ち始めて 深場に移動する

流れが速いが 海底を捕らえることは出来る

奥さんが必死にリールを巻いている
イカオバルには 恨めしそうな顔をした 大きいマゾイが付いている



その後も小さいウッカリカサゴが釣れてくるが 大物が来ない





船頭のプライドが船を走らせる

今までやった事の無い水深80m どこまでも続くフラットな海底
反応を探すが 全く無く 根も存在しない 砂なのか 岩盤なのか わからない

そのうち 私のオバルプラスにヒット もしかして。。。沖メバル。。
現実は甘くなく 針全部に付いていたものは20cmの小サバ
すべてリリース しかし この状態は何回も続き 嫌気が刺す

横を見ると 櫻庭さんのロッドが魚を捕らえている

私は タモを用意して魚が浮いてくるのを待つ
みんなが 間違いなく真鯛? ヒラメ? 大きい魚には間違いないと決め付け
そのときを待っている

そして 水中に見えたものは光る魚ではなく 
細長く 身体をよじる魚。。スターシャーク 
星鮫

姿が確認されると 釣り師は 自暴自棄になり 適当にやり取りをする

1m近い鮫は恨めしそうに こちらを睨み 釣り師は お前は嫌いだ! そんな目で見る

私はおもむろにタモを入れ魚を掬う

「鮫!どうしますか?」
心にも無い事を何気なく聞くのである ほとんどの釣り師は フグと 鮫は 捨てる

答えは解っていたが 聞くのである
「佐々木さんどうぞ!」 待っていたいつもの言葉

今日は大きいフグも貰ったし 鮫もゲット! 食材の少ない我が家の食卓が豪勢になる
「すみませんね〜」心にも無い言葉を発して

12時 魚の反応も無く 終了となったのでした

つくづく魚釣りは運が左右する遊びと思う 




2016 9/15 鯵ヶ沢沖漁船釣り ベタ凪ぎ 水温24.7度 C〜H
大潮 満潮13:05 干潮7:37


天気予報はベタ凪ぎ 釣りに出なければならない 
前日出航した 爺様漁師の話では 全然だめとの話 漁師は大漁しても 釣れた話はしない
話半分に聞くのが正しいのである
釣れた釣れないは 市場に行けばわかる 今の時期は 沖には網が入っていないのと
網を刺してもほとんど魚が掛からない季節
漁師たちは魚を取るのをあきらめ 普段やらない 魚釣りをするのである
九月は漁師たちの一番の貧乏な月なのだ

今日の私の目的はメバルである 秋のメバル釣りが始まる時期である
他の漁師は誰もやらないし やれない 一年を通じて メバルの釣りをやるのは
私だけ 漁師たちの視線を集める季節でもある
今の時期のメバル とにかく美味い 値段も高い
いつもの値段より5割り増しは普通 数が取れれば 顔がほころぶ

今日は4時半出航 暗いうちに出航するが 私よりいつも早い釣り漁師が居る
この人も 釣りが好きすぎて 鯵ケ沢に住民票を移して 他町村から漁師になった人
地元の漁師より出船率が高い 私より上手の馬鹿が居るのである

漁港を出ると やはり馬鹿が居る ヒラメの餌の鯵を釣っている
いつもの日課



私は 浅場のメバルポイントをグルグル回り 
反応を見つけて 仕掛けを下ろす
すぐに ひったくる当たりがあり 巻き始める

久しぶりの大きいメバル28cm 

このまま続けば良いのだが 潮周りが悪い
ダラダラの潮位差無しの下げ潮 
今週末は 大潮周りの落差のある下げ潮 浅場のメバルは間違いなく食いつくはず
今日はポイントの確定で良い
浅場に絞りポイントを確認していく 今日の潮周りで大きさ関係なく
メバルが釣れれば 週末の朝は間違いなくメバルが釣れる
数多く釣れれば金になる 漁師とはそんな生き物

数は取れなかったが 先日まで居たスズメダイの大群も居なくなり
釣れてくるのは 手のひら真鯛とメバル イナダ

浅場の調査も終わり 深場のポイントに食材釣りに走る

仕掛けを投入すると すぐに大きいマゾイが釣れ



その後は ウッカリカサゴが釣れる 大きくは無いがとても美味しい魚である

鯵ヶ沢沖で本カサゴを釣らせる漁師も居ないが ウッカリカサゴを釣らせる漁師も居ない
カサゴ釣りは私以外釣らせる事は無いと思う

10時日差しも強くなり 気持ちがダレ始める
こんな天気のときは このあと西風が強くなる



ここで終了



秋メバルのポイントに確定も出来たし
メバル本番を迎えそうな 鯵ケ沢沖でした







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